2017/01/29

都鳥

自宅から浅草までの散歩の途中に隅田公園があり、そこの池には冬になるとユリカモメが集まってくる。伊勢物語の中には、東国に配流された在原業平が、その鳥の名を聞いて詠んだという有名な歌がある。以下、Wikipediaからの引用になるが、伊勢物語の東下りの部分を記しておく。
なほゆきゆきて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。(中略)さるをりしも、白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡しもりに問ひければ、「これなむ都鳥。」と言ふを聞きて、『名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと』とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。
隅田川にかかる橋に言問橋という橋があって、その近くの東武線の「業平橋駅」は、スカイツリーの開業に合わせて「とうきょうスカイツリー駅」と名前を変えてしまった。由緒ある名前が失われてしまうのは、とても残念な気がする。 

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